7/30にオープンソースカンファレンス2016に参加してきました。
「Unix考古学」の藤田氏の講演を聞いてきたのでそのときのまとめを公開します。
全体に、小ネタが多く大笑いしながら講演を聞いたので、メモがまとまってない。。。orz
1992年の1月から4.4BSDの開発をしていた時のお話が中心でした。
藤田氏は当時オムロンに勤めていたそうで、(1990-1993)
折しもそのころLuna68kをカーネギーメロン大学に納品した後のサポートで大学に滞在していたそうです。
なんやかんやあってUCBのKirk McCusickさんとお話をする機会があったそうで、Luna68k用のソースコードが1992年の春までにできたら、UBCのディストリビューションに含めてくれる話になったそうです。
どっこい、その時点で1992年の1月。
春までは3か月しかなく、かなりの短期で実装の必要があったそうです。
開発は藤田氏と持田氏の二人で行うことが決まり、何とか開発が開始できるようになったのが、2月の頭。
開発の内容はというと持田さんの担当内容が
- プロセッサー周りのアセンブラ開発(Lcore.sとかMachdep.cとか)
正直、Unixのソース読んだことがないのでこの辺の話はいまいちわからなかったです。
残りの開発はは藤田氏が担当されたそうで、
- デバイスドライバ
- ユーザーランド全部
- ブートローダー
199年の1月から2ヶ月ちょっとでこれ全部って結構胃が痛くなる話ですよね。。。。
デバドラ関係、SCSI特に苦労があったみたいです。(詳しくは講演資料をご覧ください。)
かな~りタイトなスケジュールをこなして何とかリリースに間に合わせて日本に帰ってきたら、
日本のビジネスはWindwos一色になっており、
「結局Unixって何だったの?」と思ったことが、Unix考古学の執筆につながっているそうです。
「githubなしでどうやって開発してたの?」
この講演こんなサブタイトルがついていたので興味をひかれていました。
このころのソースコード管理はSCCSを使用していたそうです。
これはPWB/UNIXに収録されていたリビジョン管理システムでこのころは
単純にcheck in check outしかできないので辛みがそれなりにあったそうです。
講演資料
https://github.com/asciidwango/TruthOfTheLegend/blob/master/TruthOfTheLegend-20160730.pdf
会場で興味を惹かれたもの
Elastic sreachのレポーティング
Arduino使用の作例(Lily pad)
Qnap
ちょっとまとまりのない、投稿になっちゃった。。。